2013年12月4日水曜日

平成25年度(2013年度) - 正式発表

更新:平成27年1月2日

平成25年12月4日(水)午前9時30分、試験実施機関のサイトで正式発表されました。

(1)合格ライン・合格者数・合格率


合否判定基準は、50問中33問以上(登録講習修了者は45問中28問以上)です。

合格者数は、28,470(男性19,454、女性9,016)で、去年より3,530人減りました。

合格率は、15.3パーセント(男性14.4パーセント、女性17.5パーセント)です。


(2)疑義問題の正解番号


平成25年度は問6と問17が疑義問題になっていましたが、問6の正解は(4)、問17の正解も(4)、と正式発表されました。


(3)この合格ライン専用ブログは、当分の間、冬眠します


以上の正式発表を踏まえて、このブログは、余程の状況変化がない限り、来年まで冬眠します。

すべての宅建受験者の皆さま、お疲れさまでした!

2013年12月3日火曜日

平成25年度(2013年度) - 合格予想総括

更新:平成25年12月4日 午前0時38分
 
合格ラインは33問以上正解

※ 情報ソース 
週刊住宅新聞社出版局販売部のツイッター


(1)イントロ


18万6千人が受けた今年の合格発表が、いよいよ明日(12/4)に迫ってきましたが、私がこの記事を書いている瞬間(2013年12月3日17:18)まで、「本物の合格ラインを知ることができた関係者(業界紙・ 出版社・大手予備校・独立系宅建講師・アフィリエイター)はいなかった」ですね。当たり前のことでした!

(2)「リーク型」の死亡


業界紙・出版社・大手予備校は天下り役人等を介してお上等とつながっているので、本物の合格ラインをリークしてもらえるという「リーク型」の合格予想ですが、今年は死んでました。

去年は、独立系宅建講師やアフィリエイターで、ちょっとだけ息していた所もありましたが…。

(3)「競馬予想型」の信頼度喪失


@@予備校は大手の中でも過去の的中率が一番なので、今年の予想も信用できるという「競馬予想型」ですが、今年は去年より信頼度を失いました。「競馬予想型」は年を追うごとに信頼度喪失を加速させてます。

「変なブロガー等にもてあそばれて針のむしろ状態になる受験者を一人でも減らしたい」という私の正義感から来る行動が、少しは功を奏したのかもしれません。

(4)1点でも低くなってぇ~!


合格ライン予想関連記事を書く者の動機は、結局は「金もうけ」です。私を含めて…。

でも宅建講師たる以上、「合格ラインが1点でも低くなってぇ~!」と願う者が100パーセントだと思うし、そう信じたいです。

宅建講師たる以上、自分の予想が外れても、1点でも低くなってぇ~! と願うのは本能のようなもの。

この記事を御覧の本物の受験者の皆さま。
針のむしろ状態から、あと少しで開放されます。1ヶ月半もの長い間、ホントにお疲れさまでした!

関連記事

2013年11月29日金曜日

倍返し

小学生レベルのサイトしか構築できない迷物講師ですが、正式発表まであと少し…。
レベルが低い記事ですがヒマ潰しにお読み下さい

ちょうど2年前の2011年11月29日に、「迷惑講師」 にご注意下さい!
という変なブロガーの記事がアップされました。下のような内容です。



身の程知らずのお上りさんが、分もわきまえずに、有料で合格ラインを公開しているそうです。何様のつもりでしょうか。受験生から詐欺呼ばわりされているのに、まだ、ぼったくりを続けるのでしょうか。こんなインチキ迷惑野郎はどこにでもいるものです。世間から注目されてもいないのに勘違いして舞い上がり、自分の予想点が知られると必死で否定を繰り返し、大喜びしているのですよ。 

資格受験生の不安な気持ちに付け入り、 「金儲け」 をたくらんでいるのでしょう。何十年も受験屋を続けているのに、小学生レベルのサイトしか構築できないのですから、実力は推して知るべし。合格予想点が知りたければ、的中率の高い大手予備校が一番です。 こんな、「変てこな迷惑講師」 に扇動されて、貴重な時間をムダにしないで下さい。合格予想点など自信があれば、いや、自信がなくても、<普通> は 無料で公開するものですよ。それを、公開しない理由まで書いて引きこもうとしているのですから、悪質極まりないのです。金儲けのためだけに、うぶな資格受験生を<カモ>にしようとたくらんでいるのですから、近寄らないのが一番。サイトをみれば、子ども店長以下のレベルですから・・・。



そんな子ども店長以下のレベルのサイトに、このブロガーさんは、今年負けました。

合格点関連のキーワードでヤフーを検索してみれば、皆さま御存知の通りです。
本人は倍返しされた感じでしょう!

このブロガーさん、来年もアフィリエイトで儲けたかったら、まずはこの記事を削除してから、電話等で謝罪したほうがいいと思います。
すでに3回~4回苦情の電話を掛けてきているので、声は録音されてます。

言うまでもなく、迷物講師など無視するのも有り。もっと悪口書くのも有り。
それはそれで、根性があると評価してあげましょう!

2013年11月26日火曜日

なつかしの大栄宅建学院

更新:平成25年12月5日(木)


(1)宅建講師としての始まり


私は自己紹介のページで、

…最初の5年間は、大手予備校にて非常勤講師。平成4年に独立…なんて書いてますが、その大手予備校とは「大栄宅建学院」のことです。

主に船橋校・水道橋校・松戸校を担当していました。

(2)大栄の歴史


「大栄宅建学院」を運営していたのは、大栄ナントカという会社で、私がまだ非常勤講師をやっていた最中に、大栄教育システム㈱という名前に変わったと記憶しています。

大栄教育システム㈱の本体は大阪にありましたが、関東・東北・北海道地方は、「関東大栄教育システム㈱」という別会社でやっていました。

本体は大阪にあったので、「関東大栄教育システム㈱」の社長も専務も、大阪から派遣された人でしたが、お二人ともとてもいい方で、私を可愛がって下さいました。非常勤講師に過ぎなかった私を…。

(3)大栄は宅建の老舗だった


私が大栄のお世話になっていた頃、宅建予備校の最大手は、日本中、大栄と決まっていました。

TACもLECも日建学院も大原も宅建試験には本腰で取り組んでいなかったので、「宅建といえば大栄!」 は全国に知れ渡っていました。

なお宅建の予備校として一番古いのは、不動産鑑定士のK氏が経営していた「日本不動産学院」という所ですが、元号が昭和から平成に変わってから、だんだんに衰退して行ったので、「宅建の老舗は大栄!」といっても過言ではないと思います。

(4)最近の話


そんな大栄宅建学院でしたが、最近は、大阪にある大栄教育システム㈱も、私がお世話になった関東大栄教育システム㈱も、経営母体がすっかり変わってしまいました

大阪にある大栄教育システム㈱は、2013年1月から、株式会社リンクアンドモチベーションの100パーセント出資会社になっています。

また、私がお世話になった関東大栄教育システム㈱は、現在、ロイヤル商事株式会社の100パーセント出資会社になっていて、ダイエックス(DAI-X)というブランドで資格スクール事業を展開しています。

(5)ダイエックス(DAI-X)の予想ページを削除


ところで私の古巣とも言えるダイエックスは、平成25年度の宅建試験が終了してから約1ヶ月後の11月20日頃までは、http://www.dai-x.com/takken/pdf/taku_2013sokuho.pdf というページで今年の合格点を「34点プラスマイナス1点」と予想し、公開していました。

しかしその後、「http://www.dai-x.com」 というドメイン自体が全部、ダイエックスの通信講座のページに自動的にリダイレクトされてしまいます(通学講座はどうなってしまったの?)。
だから現在は、「34点プラスマイナス1点」と予想したページを閲覧することができません。

そんなワケで、平成25年11月26日に、宅建倶楽部の「平成25年度(2013年度)の合格ライン速報」ページ2箇所から、ダイエックスの予想ページを削除することにしました。
下の2箇所です(合格ラインが正式発表されたので、12月5日に、該当リンクは他社のものを含めて全部削除しました)。

 ・ 合格ライン専用ブログ
 ・ 宅建の迷物図書館

なんか、自分の出身高校が無くなってしまったような寂しさを感じます。

2013年11月5日火曜日

大手予備校の宅建講師は何でも屋

更新:平成27年1月2日


(1)大手の宅建講師は何でも屋


大手の宅建講師は、行政書士・マンション管理士・管理業務主任者の講座も兼任している人が多いです。

大手の宅建講師は、寿司も握れば、てんぷらも揚げ、うなぎ屋でもあり、ソバ屋でもあるんですね。

(2)何でも屋は、これから年末が書き入れ時


平成25年度の
 ・ 宅建試験は ………………  10月20日
 ・ 行政書士試験は …………  11月10日 
 ・ マンション管理士試験は … 11月24日
 ・ 管理業務主任者試験は …  12月  1日
なんですが、これを見れば分かるように、何でも屋さんのスケジュールは超過密です。

だから、10月20日に宅建が終わったからといって、大手予備校の宅建講師が、合格ラインの予想に時間を割く暇などない、と考えておいたほうが吉でしょう。

これから年末が彼らの書き入れ時なので、予想に期待しすぎると裏切られた時のショックが大きいです。


(3)何でも屋じゃない宅建講師


その代表が迷物講師!

迷物講師は、寿司一筋27年間という感じの専門職です。
宅建に短期合格してもらうことだけ考えていればいい、気楽な職人なんです。

逆に言えば、「平成25年度【問17】の正解は(3)と思う」なんていう記事を書いて、この時期をやり過ごすしか能の無い馬鹿なのです。

この馬鹿は、しかし、宅建講師しか能がないですから、あらゆる方面にアンテナを張って、善良な受験者が「関係者のカモになっていないか」常に監視してます。

10月30日に別ブログで、「本試験から10日経っても合格ラインが気になっている本当の受験者は、全国で、2千5百人しかいない」と書きましたが、それから6日経って、そのような受験者はさらに減少したと感じてます。

これは非常に喜ばしいことです。
2ちゃんねるの過疎ぶりとも合致しますね。

2013年10月31日木曜日

バルコニーは定義規定のない定性的概念

私は下記の関連ページで、「出題者は、【問17】を点数調整(合格ライン調整)問題として仕掛けたのではないか、と推測しています。」と書きました。

そんなに世の中を斜めに見るものではない!
という御批判も多いようですが、そういう御批判、私にも分かります。

そこで、【問17】の点数調整(合格ライン調整)問題化を、お上に断念させる効き目があるかもしれない記事を、下記の関連ページに今日追記したので、興味のあるかたは御覧下さい。

「タコ部屋経験のあるキャリア官僚に対しては、『バルコニーは定義規定のない定性的概念ですよね!』が一番の殺し文句になる」、というような感じの記事を追記しました。

※ 関連ページ

平成25年度【問17】の正解は(3)と思う


2013年10月27日日曜日

平成25年度【問17】の正解は(4)とは限らない

(1)


本試験直後から、同業他社がそろって【問 17】の正解を(4)にしてるのは知ってます。
私も、本試験会場では(4)だと思って、何の疑問も持たずに帰ってきました。

しかし、本試験から3日経過後の検討では、正解は(3)と考えてます。

(2)


今年の【問 17】は、事例イ [3階建ての共同住宅の各階のバルコニーには、安全上必要な高さが1.1m以上の手すり壁、さく又は金網を設けなければならない] の法解釈が問題なのですが、その前提となる、建築基準法施行令126条1項の条文を、私は良く知りませんでした。
お恥ずかしい話です。

こんな条文です。

建築基準法施行令126条1項

屋上広場又は2階以上の階にあるバルコニーその他これに類するものの周囲には、安全上必要な高さが1.1メートル以上の手すり壁、さく又は金網を設けなければならない。

正解を(3)と考えるに至った経緯は、 平成25年度【問17】の正解は(3)と思う を御覧下さい。

それにしても、こんな糞問題出したのは誰なんだ! 名を名乗れ!
と、愚痴をこぼしてみる!

受験者の皆さまは、こんな問題出来なくても、それが原因でサクラが散ることは絶対にないですから、ご安心を…。

合格ライン調整問題の疑いがある糞問です!

2013年10月22日火曜日

2013年10月22日夜明けの迷物講師

更新:平成27年1月2日

(1)


本試験当日の10月20日夜、軽く打ち上げをやった後、タクシーで「女人禁制の秘密の部屋」に戻ってきました。自宅には帰っていません。

そこから、迷物講師が法人・人として信用している所の「合格ライン予想速報」を調べて、該当サイトに直リンクを張り終えた頃には、日付が21日に変わっていました。

その後、宅建倶楽部や私に対する苦情のメールに返信したりしていたら、東の空が明るくなっていた、というのが10月21日(月)の始まりです。

(2)


私は、平成13年4月6日(金)以来の「2ちゃんねらー」です。

最近の2ちゃんねるは、業者や変なアフィリエイターの商業主義的な書込みが多くなったとはいえ、やはり本試験直後にどんな書込みがされているかは、気になります。

いろいろな宅建関係のスレが立っていて、全部に目を通すのに数時間以上掛かりました。本物の受験者の悲痛な叫び的な書き込みは、宅建倶楽部のPCに保存しておく決まりにしているので、2ちゃんねるに目を通し終えた頃には、10月21日(月)のお昼近くになってました。

その頃、よい点数を取ったという私の受講者からの報告メール、無料ファンからの報告メール、その他オメデタ・メールにざっと目を通しましたが、これらには一通も返信しませんでした。

なぜって、超眠かったからです。
今年は、 誰でも迷物講師と電話で話せる なんて事初めてやったので、その疲れが響いたのかも…。

そして、全部の携帯の電源を切り、その他チャイムの音も鳴らないようにして、速攻で布団に入りました。

(3)


目が覚めて時計をみたら、10月22日(火)の午前1時でした。
12時間の爆睡です!

ササッと食事を作り (私は政府の原発報道を信用してないので、便利でもコンビニ弁当は買いません)、真夜中の昼食を済ませてから、まだリンクを張ってなかった某講師の関連サイトにリンクしました。

ついでに別の講師のサイトを確認しに行ったら、平成25年度の【問6】について、「来年受験する方は、合格レベルをはるかに超える内容なので、見ないほうがいいかも…」なんて書いてありました。

私も同感です!

ちなみに私は本試験会場で、正解は(4)だとほとんど迷わずに思いましたが、その先生のブログを読ませて頂くと、なるほどな~ と今さらながら考え込まされる問題だったんですね。
とにかく平成25年度の【問6】なんて出来なくても、合否に全然影響しないことだけは確かです。
ボーダーラインを予想する予備校・講師を悩ませるだけの糞問でヨロシイかと!

そんなこと思いながら、夜明けのコーヒーの香りを楽しみつつ書いているのが、この記事でございます。

2013年10月19日土曜日

平成25年度 - 迷物講師の宅建合格点予想

更新:平成27年12月1日

(1)イントロ


私は、どこかの予備校の「請負講師」や「サラリーマン講師」じゃないです。
ここで書くことは、したがって、「オーナー講師」である私の人気に直接影響します。

以上を前提に、きょうの記事を書きます。

(2)2013年も宅建を受けます


10月20日、例年通り、宅建試験を受けます。
今年の試験会場は、習志野市にある日大生産工学部津田沼校舎です。
監督員に言われるまでサングラスをかけ続け、チョイ悪オヤジの姿でいますので、私を私と見破れる受験者はいないでしょう(笑)。

1時間くらいで問題を解き終わり、残り時間で今年の合格ラインを予想する作業その他をする予定です。

(3)合格点予想のしかた


(イ)現場予想


試験会場で、職人の経験と勘による、最初のボーダーライン予想をします。
これが私の主義です。
今年は※※点(5問免除者は、おそらくマイナス5点)と予想するでしょう。

試験当日は、そこまで…。
終ったら、その日は問題文なんか開きません
スタッフと軽く打ち上げをやってオシマイです。

(ロ)現場予想をじっくり検証


その後、最初の現場予想をじっくり検証します。
今年は、10月24日(木)まで、じっくり検証するつもりです。

(ハ)スパイスの振りかけ


検証作業に際して、正解肢の配列状況等5種類以上のスパイスを振りかけます。
そこで出た結果を、迷物講師の予想として、10月25日()に特定のかたに発表しようと考えてます。

(4)一般公開はしない


この予想はズバリ1点予想です。

どこかの予備校や講師のように、「※※点プラスマイナス1点」とか「※※点前後」などと保険を掛けるような事はしません。

この男っぷりが、「オーナー講師」である私の人気につながるので、毎年そうしてます。

保険を掛けないので、ハズレちゃう年もあります(例:平成24年度)。
保険を掛けないのに、ピタリ当たる年もあります(例:平成23年度)。

なお私は、2ちゃんねるでの書き込みを含めて、やり過ぎブロガー等の餌食になり、「善良な受験者をもてあそぶ材料を与えたくない」ので、自分の予想をパブリック空間で公開(一般公開)することはここ10年以上してません

2013年9月17日火曜日

合格ラインは都道府県ごとに違うかもしれない!

更新:平成27年1月2日


平成25年12月4日になると、今年の合格ラインが公表されます。
その際、例えば、「合格判定基準は50問中34問以上正解[登録講習修了者(5問免除者)は45問中29問以上正解]だった」というように発表されます。

宅建試験の合格ラインが公表されるようになったのは、こちらの記事でも書いたように2002年(平成14年)以降ですが、私はそれ以前の2000年(平成12年)、2001年(平成13年)と、ホームページ上で、合格ラインは「都道府県ごとに違うかもしれない!」と書きました。

このホームページ上の記載については、当時大反論されましたが、合格ラインは「都道府県ごとに違うかもしれない!」という感触は、現在でも相変わらず持ち続けています。

(1)反論者の根拠・主張


合格ラインは「都道府県ごとに違うかもしれない!」という私の主張に対する反論の根拠で、私を納得させるものには、いまだ、出会ったことがないです。

都道府県ごとに合格ラインが違うのなら、「試験実施機関がそれを公表したはずだ!」というのが、唯一の根拠らきものでした。

それ以外は、ただ感情オンリーで、反論の根拠には全然なっていませんでした。
「迷物講師の売名行為だ!」とか「小口は狂ってる!」というような主張ばかりでした。

(2)「試験実施機関がそれを公表したはずだ!」という根拠らしきもの


都道府県ごとに合格ラインが違うのなら、「試験実施機関がそれを公表したはずだ!」という反論ですが、そういう反論は、いまだに、私の主張を崩す根拠にはなっていません。

これは、最近話題になっている原発事故の処理問題に置き換えてみると分かりやすいでしょう。

東京電力は、タンクからの高濃度(放射能)汚染水漏れを長い間隠していました。
それに対して、高濃度汚染水が漏れていたのなら、「東京電力がそれを公表したはずだ!」と今さら主張しても、誰がそれを信用できるのでしょうか?

「試験実施機関がそれを公表したはずだ!」という反論は、原発事故さえ予想だにしなかった2000年(平成12年)、2001年(平成13年)当時の私にも、現在の私にも、「東京電力がそれを公表したはずだ!」と同じにしか聞こえないのです。

せいぜい、こういう御意見を述べるかたの、人の良さ・育ちの良さを感じる程度ですね。

(3)私の根拠


「合格ラインは都道府県ごとに違うかもしれない!」と主張する私の根拠は、次の通りです。

(イ)法的根拠 - その1

宅建試験を「行う(主催する)」のは知事の義務です(宅地建物取引業法第16条1項)。

試験実施機関(RETIO)には、宅建試験を「行う(主催する)」義務なんかないです。
このことは、RETIOのホームページにも下のように記載されています。

宅地建物取引主任者資格試験は、都道府県知事が、国土交通省令の定めるところにより行うこととされています。昭和63年度から、国土交通大臣が指定した指定試験機関(一般財団法人不動産適正取引推進機構)が、すべての都道府県知事の委任を受けて実施しています」。このように記載されているのは、宅建試験を「行う(主催する)」のは知事だという意味でもあります。
こちらがそのホームページ

つまりRETIOは、すべての都道府県知事の委任を受けたに過ぎない、下請けみたいなものなのです(こういうRETIOを、民法上は準委任契約における事務の受託者といいます。民法656条参照。)。

そして、こちらでも書いたように、合格ラインは宅建試験を「行う(主催する)」知事が決める政策であり、この政策は秘密事項です。

だから、宅建試験の実施について、すべての都道府県知事から受託されたRETIOは、すべての都道府県知事と秘密を漏らさない特約を結びそれを守る必要があり、前述の、都道府県ごとに合格ラインが違うのなら、「試験実施機関がそれを公表したはずだ!」という反論には、法的根拠が何ら無いことになるのです。


(ロ)法的根拠 - その2

RETIOのホームページにも書いてあるように、RETIOは「すべての都道府県知事の委任を受けて」宅建試験を実施しています。

これは民法的には、都道府県のすべての知事と、準委任契約における事務の受託契約を締結しているということです。

北海道知事と契約し、次は青森県知事と、その次は秋田県知事…という具合に、沖縄県知事に至るまで、47本の契約をしているということです。

私がここから感じ取る法的な臭いは、各県知事の権限は法的に独立しているな! ということです。

つまり合格ラインを決定する上で、どこかの知事が、他の都道府県の知事の影響を受けることは無い! ということです。

もっと具体的に表現すれば、例えば、高知県の政策として「高知県では宅建主任者が足りなくて困る」ということになれば、合格判定会議で「高知県受験者の合格最低点を1点下げて欲しい!」と要求できるのではないかと…。

(ハ)法的根拠 - その3


前述したように、「合格判定基準は50問中34問以上正解[登録講習修了者(5問免除者)は45問中29問以上正解]だった」というように合格ラインが公表されますが、この際の合格判定基準という曖昧な言葉が、「合格ラインは都道府県ごとに違うかもしれない!」と私が主張する法的根拠になり得ると考えています。

何とか「基準」という言葉は、法律上はどうにでも解釈できる便利な言葉なのです。
建築基準法の「基準」とか、合格判定基準の「基準」などは、その代表例でしょう。

とすると、「合格判定基準は50問中34問以上正解だった」と全国の受験者にホームページ等で発表しても、それをもって直ちに「全国の合格ラインは34点だった」などと信じてしまうのは、あまりにも「基準」という言葉の曖昧さ・便利さを知らない者の解釈なのではないか、と感じてしまうのです。

「合格判定基準は50問中34問以上正解だった」という場合、それは受験者が一番多い東京都の合格点が34問だったことを表わすに過ぎず、宅建主任者が足りなくて困っている高知県の合格点を33点にしても、何とか「基準」という言葉の使い方に、法律上の誤りはないです。

(二)RETIO資料の分析結果

試験実施機関のRETIOに提出して頂いた資料を元に、宅建倶楽部では宅建の合格率
というページを公開しています。

昔からミヤコの教育・文化の高さを象徴する言葉に、「田舎の学問より京の昼寝!」というのがあります。

何でもが東京に一極集中している現代では、「田舎の学問より東京の昼寝!」となるのでしょうが、宅建の合格率は、大体の年において東京都が一番です(地方のかたにはスイマセン)。

例えば、2011年(平成23年)の合格率は、
 ・ 全国平均…16.1パーセント
 ・ 東京都……17.9パーセント
 ・ 高知県……15.5パーセント
です。

でも東京都が一番になれない年があります。
去年の2012年(平成24年)の合格率は、
 ・ 全国平均…16.7パーセント
 ・ 東京都……18.4パーセント
 ・ 高知県……18.5パーセント
で、高知県が一番でした。

2000年(平成12年)も東京都が一番になれませんでした。
 ・ 全国平均…15.4パーセント
 ・ 東京都……17.2パーセント
 ・ 高知県……17.8パーセント
で、高知県が一番でした。

2001年(平成13年)も東京都が一番になれませんでした。
 ・ 全国平均…15.3パーセント
 ・ 東京都……16.6パーセント
 ・ 高知県……17.6パーセント
で、高知県が一番でした。

2002年(平成14年)も東京都が一番になれず、
 ・ 全国平均…17.3パーセント
 ・ 東京都……18.9パーセント
 ・ 鳥取県……19.2パーセント
で、今度は鳥取県が一番でした。

このように、「田舎の学問より東京の昼寝!」が当てはまらないで、地方のほうが数字の良い、不思議な年もあるのです。

かといって、高知県や鳥取県が全国一番だった時に、隣の徳島県や島根県はどうだったか? と調べてみると、徳島や島根は「田舎の学問より東京の昼寝!」が見事当てはまってしまい、合格率が全国平均より相当低かったりします。

こうなると、その原因は地域性とは言えず、私には、何らかの人為的操作がなされたとしか思えません。
そして細かく見ていくと、高知・鳥取的な不思議さは他県にもあるのです。

※ 参考

【宅建士】都道府県別合格率は?合格率が最高の都道府県と最低の都道府県

(4)私は反対しているわけじゃない


「合格ラインは都道府県ごとに違うかもしれない!」という私の考えが真実だとしても、私はそれに異議を唱えるつもりは毛頭無いです。

法理論的に見て、合格判定会議で「高知県受験者の合格最低点を1点下げて欲しい!」との高知県知事の要求は、まさに「地方分権」の意図する地方の特殊性からのものであり、日本国憲法が要求する法の下の平等に反するとは、とうてい言えないからです。


2013年9月13日金曜日

試験実施機関は合格ラインを操作出来ない

(1)試験実施機関が合格ラインを操作出来るという誤解


試験実施機関の「不動産適正取引推進機構(RETIO)」が合格ラインを操作出来る、という誤解が拡散しています。

しかし、法理論的に、試験実施機関は合格ラインを操作することなど絶対に出来ません。

試験実施機関が合格ラインを操作出来るという考えは、大きな誤解です。

(2)試験実施機関が合格ラインを操作出来ない理由


こちらの記事でも書きましたが、世の中の催し事は、すべて主催者によって決められます。宅建試験の主催者(宅建試験を「行う」者)は都道府県知事であり、試験実施機関(RETIO)は主催者ではないからですね。

(3)なぜ誤解が拡散しているのか


じゃなぜ、「試験実施機関が合格ラインを操作出来る」なんていう誤解が、拡散しているのでしょうか?

このような誤解を拡散させると儲かる者がいるからです。

(4)誤解を拡散させると「誰が」儲かるのか


私がネットを始めた1998年(平成10年)頃は、業界紙・出版社・大手予備校が誤解の拡散によって儲けていました。

最近は、独立系宅建講師やアフィリエイターが、それに加わって来ました。

(5)誤解を拡散させると「なぜ」儲かるのか


 ・ 業界紙
 ・ 出版社
 ・ 大手予備校
 ・ 独立系宅建講師
 ・ アフィリエイター
の誰一人として、合格ラインの正式発表まで、「本物の合格ラインを知ることができない」です。誰も正解を知ることができない期間は、何を書いても飯の種になるチャンスがあるのです。

合格ラインは政策(一次的には都道府県の政策、最終的には国家の政策)によって決まるのであり、そういう政策は機密事項であり、事前に漏れることは無いから、何を書いても飯の種になり得るのです。なお、合格ラインが政策で決まるという点は、こちらの記事に書きました

(6)誤解を拡散させる「手段」は?


何しろ、業界紙~アフィリエイターまで、「飯の種である本物の合格ラインを知ることができない」ので、いろいろと悪知恵が発明されています。
今回は二つの悪知恵をご紹介します。

(イ)悪知恵 - その1

悪知恵の一番目は、「業界紙・出版社・大手予備校」は天下り役人等を介してお上等とつながっているので、本物の合格ラインを「リークしてもらえる」というものです。いわゆる「リーク型」。

私の長い講師経験の中で思い起こすと、確かに、そのような時期もありました。

例えば、2001年(平成13年)には、業界紙が、「今年の合格ラインを決める"宅地建物取引業法主管者協議会"(合格ラインを決める会議)が熊本市で開かれ、合格ラインが34点になった模様」というような記事を、正式発表前の11月中旬に堂々と掲載していました。

この記事は現在ネット上で拾うことは出来ません。業界紙が削除したと思われます(宅建倶楽部が保管している当時の新聞紙に基づいて書いてます)。

2000年(平成12年)・1999年(平成11年)…と10年以上さかのぼっても、11月中旬には同じような業界紙の記事が掲載されていたものです。

しかし、状況が一変したのは、2002年(平成14年)以降です。
規制改革会議の提言によって、合格ラインが正式発表されるようになった最初の年が2002年(平成14年)です。規制改革担当大臣が石原伸晃氏の時です。

そして、合格ラインが正式発表されるようになってから、業界紙・出版社・大手予備校が、本物の合格ラインを「リークしてもらえる」という時代は去り、宅建試験がだいぶ透明化して来ました。

でもいまだに、この古典的手法が使われることがあるのは、残念です。
去年(2012年・平成24年)も数例発見しました。
発信元は、独立系宅建講師やアフィリエイターでした。

私の感覚では、無知な受験者に対しては、まだ効果があるようです。

(ロ)悪知恵 - その2

業界紙~アフィリエイターまで、「飯の種である本物の合格ラインを知ることができない」ことから派生する二番目の悪知恵は、いわゆる「競馬予想型」です。

つまり、
 ・ ▲▲予備校は去年も当てているので、今年の予想も信用できる
 ・ @@予備校は大手の中でも過去の的中率が一番なので、今年の予想も信用できる
 ・ ◆◆予備校は最新の統計アルゴリズムを取り入れたコンピュータ予想なので、信用できる
的なものです。

この二番目の悪知恵、ネットリテラシーの高い受験者ほど、引っ掛かりやすいというのが、私の診たてです。

それだけに、同じくらいネットリテラシーの高い、変なアフィリエイターが好んで使っている悪知恵です。


「明日の天気の予想は?」と問われた場合、「今日と同じだ!」と答えておけば、我が国では6~7割が当たります。気象関係者の間では有名なエピソードです。残りの3~4割を当てるためにスーパーコンピュータを導入しても、「経験したことがない異常気象でした!」で逃げられるのが予報(予想)の世界なのは、皆さまご存知の通りかと…。

(7)最後に


私個人としては、「悪知恵その1」も「悪知恵その2」も、祭り気分で、軽く受け流せる性格(受験者だったとしても気楽に2CHができる性格)なのですが、宅建受験者の過半数(10万人以上)は、そうじゃないと思います。

ネットが発達してきたとはいえ、また、ネットリテラシーが高いとはいえ、ヤフーやグーグルの検索でヒットしやすいアフィリエイターが発信した情報に一喜一憂する受験者は、過半数は下らないと感じてます。

受験者の性格に由来するとしても、今年も、10月20日の本試験以降正式発表の12月4日まで,変なブロガー等にもてあそばれて「針のむしろ状態になる」受験者を一人でも減らすのが、私の正義感です。

かと言って、私の正義感が普遍性を持っているなどと威張るつもりはありません。
わが国が資本主義陣営に属する以上、アフィリエイターにも営業の自由があるのは当然です。

されば、私の正義感と営業の自由をバランスさせる点は、奈辺(なへん=どの辺り)に有りや!

そんなこと思いながら、今日は夕食後にこんな記事を書いてみました。

2013年9月11日水曜日

合格ラインを決める「政策」とは

宅建の合格ライン(合格判定基準)は"政策"で決まるのですが、この"政策"とはどのようなものか? について書きます。

(1)宅建試験を行うのは知事 


受験者の皆さまが願書を提出した先は、試験実施の「協力機関」です。
私が住んでいる千葉でいえば"千葉県まちづくり公社"が協力機関になります。

各都道府県の協力機関は、皆さまが提出した願書を試験実施機関に集約させます。
その「試験実施機関」が"不動産適正取引推進機構"という所です。RETIOとも言われます。

でも、宅建試験を行うのはRETIOじゃないです。
RETIOは、都道府県知事から宅建試験の実施を委託されたに過ぎない「試験実施機関」です。

宅建試験を「行う」のは、あくまでも知事なので注意して下さい。

このことは、宅地建物取引業法第16条1項に、宅建試験を「行う」のは知事の義務であることが、ちゃんと書いてあります。
宅地建物取引業法第16条1項の原文

ここを間違えると、合格ラインを決める政策がどのようなものか? について、最初から変な方向に向かってしまうことになります。

(2)合格ラインは知事が決める政策


宅建試験を「行う」(主催する)のは、あくまでも知事です。
だから、合格ラインは知事が決める政策なのです。

こんなこと、法律を全然知らない人にとっても当然の話ですよね。
お祭りでも何でも同じです。
いろいろな事を決めるのは主催者(宅建で言えば宅建試験を「行う」知事)に決まってますもんね!

3)合格ラインを決める政策は、ややこしい


我が国には47もの都道府県があるので、知事も47人います。
その47人が会議を開いて、「今年の合格ラインは33点にしよう! いや34点がイイ!」なんて揉めるので、合格ラインを決める政策は、ややこしい事になることもあります。

見てきたような事書いてますが、宅建合格ラインの決定だって"お上"の政策です。
お上には法律上の守秘義務があるので、この政策が公開されることはないです。

そこで迷物講師が書くことは、法律・命令・規則等で公開されているものを除いて、長年の経験に基づく"推測"が入ることをお許し下さい。

(4)知事は、自分では会議に出席しない


我々が報道等で知るように、例えば東京都の猪瀬知事のスケジュールは超多忙です。知事職はどこの都道府県でも、相当お忙しいです。
そこで、宅建試験の合格判定会議に知事が直接出席した事例は、昭和63年以降一度もないはずです。

じゃ誰が出席するかと言えば、各都道府県の担当部署のかたです。
各都道府県2人ずつの担当部署のかたが、出席するらしいです。

したがって、その会議体は2×47都道府県=94人で構成されますが、その他に、国土交通省の役人等も出席するらしいです。

そうなると、総勢100人を超える関係役人で、合格ラインを決める政策が執行・決定されることになります。

なおその会議体は、"宅地建物取引業法主管者協議会"というのが正式名称のようです。

(5)合格ラインを決める政策に影響を与えるもの


合格ラインを決める政策は、さらにその上にある、国家の政策によって大きく影響されます
 ・ 国際的観点からの国家政策(例:TPP)
 ・ 国内の景気対策からの国家政策
 ・ 資格試験の質的向上を図る国家政策
など、いろいろな国家政策の影響を受けるわけです。

合格ラインを決める政策は、その意味でも、ややこしいものです。

 ・ 国際的観点からの国家政策(例:TPP)
 ・ 国内の景気対策からの国家政策
については、報道等でおなじみの経団連の不動産関連部署等が、合格ラインに口を出して来ることも十分推測できるし、役人も将来の天下りのことを考えると"経団連は民間団体なんだから黙ってろ!"と無視するわけにも行かず、結構ややこしいものになっちゃうらしいのです。